| 分類 | 懸念 | 概要 | 影響 |
|---|---|---|---|
| 意識 | 姓の観念 | 氏が個人の呼称になる。 （現在は夫婦親子の呼称） | 社会 |
| 婚姻 | 破談 | 選択できることにより同姓を断られる可能性 | 同姓 |
| 破談 | 家族同姓と別姓では家族観において相反するため、折り合いがつきにくい | 同姓 別姓 | |
| 破談 | 婚姻における選択肢が増える為、妥協や折り合いがつきにくくなる。 また選択の余地があることから、第三者の介入が行われやすくなる。 | 同姓 別姓 | |
| 別姓の強要 | 望まない別姓(を強いられる人)が生じる 相手の実家からの拒絶、仕事等 | 同姓 | |
| 離婚増加 | 婚姻、離婚の手続きが容易になることから安易な婚姻が増え、離婚の件数も増える （婚姻は増えるが、増えた層については離婚率が低くなる要因がなく、離婚率が高いと予測される。 結果的に全体としての離婚率が増える。） | 社会 | |
| 家族観の変化 | 気軽に結婚もするが離婚もする新たな層の発生で日本の家族観が変わる | 社会 | |
| 家庭内問題 | 離婚増加により ⇒片親の子供の増加 ⇒家庭内暴力、児童虐待の増加 | 社会 | |
| 夫婦確認 | 同姓のみならば、同じ住所同じ姓でほぼ家族関係とみなせる。 例外もあるだろうが、きわめてレアケース 別姓導入で同じ住所でも別姓の場合、家族とみなせるか判断が難しい。 安易な確認では犯罪につながりかねない。 また一律の対応を求められるため、同一住所同一姓の人も同じ確認を求められ、確認作業の負担増 | 社会 | |
| 墓 | 日本の慣習では、墓は家単位であり、同一姓でない妻が夫と同じ墓に入れないことがあり得る | 別姓 | |
| 不倫 | 異なった姓の男女が共にいることが普通になることで、不倫行為に対する歯止めがなくなる | 社会 | |
| 夫婦の呼び方 | 日常的に使われる～夫婦といった呼び方を、特別な意識無しに別姓夫婦に使うとキレる等のトラブルが予想される。 日常的に、～の家族は別姓だからと特別な配慮が必要になり、日常的に負担 | 社会 | |
| 親子 | 親子別姓 | 必然的に一方の親と子供が別姓になる 子供の最善の利益の観点から不適切 | 別姓 |
| 子の姓 | 出生時、15歳以上になった時に変更の選択が生まれた時、子供の姓をどちらの姓にするかもめる要因 | 別姓 | |
| 子の姓 | 既婚夫婦の別姓変更に伴い、子供の姓を選ぶ必要があり、どちらの姓にするかもめる要因 | 別姓 | |
| 親子確認 | 保護者確認等で姓の確認で親子を簡易的に確認することができなくなり、別途確認手段が必要 一律的な対応を求められるため、同姓の親子でも同様の確認手段を求められるようになり、負担増 | 同姓 別姓 | |
| 家族 | 家族の一体感 | 家族内で夫サイド、妻サイドと区分けを意識させられる 両親が別姓であることから子供の感じる違和感（特に社会に同姓の家族の存在を知った時） | 別姓 |
| 再婚家族の 複雑化 | 元別姓婚姻者同士の再婚で、家族内の姓がバラバラになることがあり得る | 別姓 | |
| 行政 手続き | 戸籍破壊 | 戸籍の大幅変更 ・筆頭者をなくす ・事実上個人籍になってしまいかねない。 | 社会 |
| 旧姓使用 | 旧姓使用ができなくなる恐れ。 | 旧姓使用 利用者 | |
| 行政コスト | 戸籍システムの改修コストが膨大 戸籍が複雑になり、運用コスト増大 | 行政 | |
| 民間コスト | ・法改正対応に伴うコスト （システムが夫婦同姓を前提としている場合、大幅改修が必要） ・民間業務の複雑化、運用コスト増加（例えば銀行の相続取り扱いなど） | 民間 企業 | |
| 犯罪 | 偽装結婚・ 結婚詐欺等 | 婚姻届けだけで姓が変わらないことから容易に法定相続人の権利が得られること、離婚が容易であることを活用した犯罪が懸念される | 社会 |
| 誘拐等 | 子供の親かどうか疑われにくくなる。 | 社会 | |
| 偽装婚姻 偽装離婚 | 姓の変更を伴わない手続きが可能であることから、生活保護等の制度を悪用するために偽装の届け出をすることが懸念 | 社会 | |
| 犯罪隠蔽 | 15歳以上は自己の意思だけで家裁に改姓の申し立てができる。 ⇒改姓を容易にすると簡易的な犯罪歴隠蔽につながり、犯罪抑制力低下の危険性 | 別姓 | |
| 犯罪増加 | 離婚増加により、 片親の子供増加⇒非行増加⇒犯罪増加 安全な日本の崩壊が加速することを懸念 | 社会 |
姓の観念
別姓婚は例外的存在である現状では氏は家族名
別姓婚導入になれば、氏が必ずしも家族名を示さない、個人の呼称になる。
子供のつながりで親の名を呼ぶとき、親が同姓か別姓かに神経をとがらせる必要が出て円滑なコミュニケーションを阻害される。
⇒親しい人以外の関係が疎遠になっていき、コミュニティの機能が弱体化していく。
⇒コミュニティ内での円滑なコミュニケーションが難しくなり
⇒地域社会が疎遠に
⇒集団を意識しない、隣人に無関心に
⇒周囲に無関心
⇒防犯に難
⇒犯罪が増える
離婚率の増加
出典はこちら：https://www.esri.cao.go.jp/jp/esri/prj/hou/hou011/hou11.pdf
選択的夫婦別姓の事例としてよく挙がるスウェーデンだが、母子家庭、父子家庭の割合が約1/4であるのに対し、同姓婚のみである日本は1割以下。
スウェーデンの離婚率は日本と同等というデータがあるが、あくまで法律婚に限っており、サムボ（事実婚のようなものと見受けられる）を含んでない。
母子家庭、父子家庭は、子供を作るほどの関係があったが子供ができた後別れたものと考えられるため、上のデータは法律婚事実婚を合算して離婚とみなせる状況になった実態を表したデータとみなせると考える。
補足
結婚制度が異なる各国を横断的に比較するためには、既婚と同棲を合わせた「既婚・同棲」率、すなわちカップルとして生活する者の率とその生活状況を比べることが必要。
選択的夫婦別姓制度（サムボ）で知られるスウェーデンの離婚率は低いものの、サムボカップルが離別することもあり、その数値の持つ意味は日本と異なる。よって日本とスウェーデンの18 歳未満の子どもがいる世帯に占める母子世帯・父子世帯の割合を検討した。
スウェーデンでは 18 歳未満の子どもがいる世帯に占める母子世帯・父子世帯は約４分の１、一方、日本は１割に満たない（図表 1-9、図表 1-10）
この実績から、日本で選択的夫婦別姓が導入されれば、離婚増加、母子・父子世帯の増加が懸念されます。
治安の悪化
離婚増加による母子・父子世帯増加により非行の増加、治安悪化につながる。
家族感の変化
スウェーデンに見る家族の絆の崩壊
犯罪、制度の悪用の手口
ペーパー離婚で収入などを偽装して制度を悪用か。
よく考えますね。
戸籍への影響
親子確認
海外では、夫婦別姓などの親子で姓が異なる場合、飛行機に乗るのに親子関係を証明するパスポート以外の様々な書類を用意しないといけない。増加する幼児誘拐や不法移民の抜け穴となっている為、年々厳しくなってるのが理由
年60万人の方が不備等から飛行機に乗れていない。
親子別姓による安心感の欠如
幼児期では論理的に考えられないから皆と同じだと認識させたほうが安心できる。
このことは、親子別姓では他の子供が得られる安心感を得られない、相対的に不利益を被ることにつながる。
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